
生活習慣によって老化曲線は変わります。

私たち団塊の世代も後期高齢者の真っただ中で、とにかく穏やかに社会に迷惑をかけないで最期を迎えたいとの思いが一番です。高齢化とともに心配されている認知症は加齢による脳の老化と考えれば、誰もが通り過ぎる自然の過程だと思います。でも、老化の道筋は、人それぞれ、その人の生活習慣や生き方によって違います。加齢による海馬の萎縮(図参照)を見ても、小さいころからの基本の健康習慣がいかに大切であるかが伺われます。
生まれた瞬間から、気持ちの良い睡眠・おいしい食事・気持ちの良いお通じを体で体感しつつ健康に育った子供が20才を迎えた時の脳の海馬はきっと、その後の加齢による萎縮が少ないと思います。
生まれた瞬間から、私たちの体は自然環境や周りの人とのふれあいで、健康な体を作っていきます。小さいころから、自分の体を理解し、自分で自分の体を守る自立した健康観を持つことがたいせつだと思います。健康な体に健康な心が育ちます。小さいころからの毎日の健康習慣を、コツコツ続けていくことが、将来の認知症予防、気持ちの良い老後に繋がるのではないでしょうか?